

タイトル:ねんねこ通信54号
日付:2012/2/21(火)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ねんねこ通信 54号 2012.2 http://komoriuta.cside.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎目次
●社会保障・税一体改革素案
●Teddy Tales & Rhymes
●コラム−テディベアのお話し
●編集後記
============================================================================ ◆社会保障・税一体改革素案 平成24年1月6日政府・与党社会保障改革本部決定が閣議報告されました。この 素案が国会で審議承認されて法律になるまでには、相当の時間がかかりそうです。消 費税の問題が大きく関わっているからです。消費税を上げる時期と上げ幅、景気条項 (執行停止条件条項)が主な問題点です。「安心で希望と誇りが持てる社会の実現を 目指して」とのタイトルがつけられていて、社会保障改革の必要性、社会保障の安定 財源確保と財政健全化の同時達成、などと理由を述べています。 自民党政権で「100年安心の年金制度」と言った1年後には、それが幻であった ことが見え出したとき、政府の信用度はガタ落ちしました。政権が変わって、少しは 期待したのですが、不幸にも大きな震災がありその対応に追われていることを考慮し ても、私が抱いていた希望とはかけ離れた政権になっています。 日本の財政赤字が莫大であることは分かっていますが、このことに対して責任をと ることをしなければ、今の国の制度は国民の気持ちから離れたものになってしまいま す。どんな政策をたてても、みな「絵空事」にしか思われないのです。 ============================================================================ ◆ Teddy Tales & Rhymes
数年前、3〜5歳児向けのCD「テディのお話と詩」をイギリス旅行で買ってきま した。幼児向けだから何とか分かるだろうと思っていたのですが、とんでもない、思 い違いをしていました。1時間くらい録音されていますが、最後の「明かりを消して おやすみなさい」の詩まで聞かないうちに、眠りの中に入っていることでしょう。
クマの中にはフレンドリーなのもいれば優れた者もいる。海や氷の上に住んでいる 者もいる。クマの中には愚かな者もいれば賢い者もいる。どこでもクマをしっかりと 抱きしめることが出来るが、北極クマだけは一緒にベッドに連れて行かないほうが良 い。なぜなら北極クマは氷と雪の上に住んでいて、一緒に寝ると凍えてしまうに違い ないから。
「Polar Bearの話し」 北極クマは凍った大地を歩く。多分寒さを満喫しているに違いない。
「Snow Bearの話し」 雪がドアに積るころSnow Bearがやってくる。子ども達が来ると隠れてし まう。子ども達が家に入るとクマは雪合戦を始める。雪の白い葉に隠れてしまうと、 その姿は見えなくなってしまう。
「Broun Bearの話し」 森の奥に住んでいる陽気なクマ。木登りが得意。美味しいサーモンがあちこちにい る。網なしでサーモンをつかまえる。濡れても全然かまわない。冬になると丸くなっ て冬眠し、春になるとまた目を覚ます。なんてラッキーなのだろう。 「Grizzly Bearの話し」 グリズリー(灰色クマ)は恐ろしいから気をつけろ。姿を見たらさっさと逃げろ。 二度と言わないからな、気をつけろ。 そして動物園のクマのお話しでは「いつも人の目にさらされておるので、北の大地 の星の下で自由に暮らしたいと願っている」と。 よく童話に出てくる「小さな女の子と3匹のクマ」のお話しもありました。 昔々ある森に、お父さん、お母さんと子どものクマが住んでいました。ある朝、3 匹はオートミール粥を作り、冷めるまで外に散歩に出かけました。そこに小さな女の 子が通りかかりました。鍵がかかっていなかったのでドアを押して中に入りました。 テーブルの上には大・中・小のお椀にお粥が入っていました。大は熱すぎ、中は冷え すぎ、ちょうどよく冷めている小のお椀のお粥を食べました。そして、それぞれの大 きさの椅子に座ったりしているうちに眠くなり、小さなベッドで寝てしまいました。 食事に帰ってきた3匹の親子クマは、誰かが家に入り自分たちの朝食を食べ、椅子 に座ったりしたに違いないと、大騒ぎになりました。3匹は2階に上がってみると、 金髪のクリクリ髪の女の子が、子どものベッドで寝ているのを見つけました。「誰か が私のベッドで寝ている!」と子どもの甲高い声に目をさました女の子は、飛び起き て窓からジャンプして逃げました。その女の子は二度と姿を見せませんでした。 この小さな女の子の名前はGoldilocksです。(大約)
他には「クマの縫いぐるみが、大きくなったり小さくなったりする話」「探検家の おばさんの話」「粉引きの家の変なお客の話」なども。
最後は韻文詩Teddy Bear,Teddy Bearです。ベッドに入った 子どもに話しかけて眠りを誘うような旋律です。声がだんだん小さくなり、2分くら いささやかれると、誰でも寝入ってしまうでしょう。では、オヤスミナサイ! ============================================================================ ◆コラム−テディベアのお話し テディベアの名前は、第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの逸 話に由来していると言われています。 1902年の秋、趣味である熊狩りに出かけましたが、獲物をしとめることは出来 ませんでした。同行していたハンターが追い詰めた熊の最後の一撃を、彼にさせよう としたのですが、そのようなことをするのはスポーツマン精神にもとる、と言って撃 ちませんでした。このことが新聞記事になり、おもちゃメーカーが熊のぬいぐるみを 作り、ルーズベルト大統領の愛称である「テディ」と名付けて売り出しました。 テディベアは色々な素材で作られていて、肌触りの良さや可愛らしさで、年齢を問 わず愛されています。癒しの効果もあるようです。 ちなみに、ルーズベルト大統領の誕生日である10月27日が「テディベアの日」 となっているそうです。 ============================================================================ ◆編集後記 テディベアのCDを訳して下さったのは、カナダに留学したことのある友人の娘さ んです。日本のCDにほとんどには親切にも歌詞カードが入っていますが、外国で購 入したものには入っていません。著作権などの関係でしょうか。「耳」だけで聞き取 ることの難しさを実感しました。今、フランスの子守唄のCDを友人の友人に訳をお 願いしてあります。 先日降った雪で、蕾が膨らんでいたシンビジュウムが凍死してしまいました。私の 不注意だったのですが、花に申し訳ないことをしたと悔やんでいます。 ============================================================================ このメールの配信を今後希望されない方は、お手数ですが、次のURLから配信中止の 手続きをお願いします。 http://komoriuta.cside.com/nenneko/koudoku.html ---------------------------------------------------------------------------- ●子守唄研究室
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