

タイトル:ねんねこ通信15号
日付:2005/1/4(火)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ねんねこ通信 15号 2005.1 http://komoriuta.cside.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎目次
●子ども・子育て応援プラン
●酉年にちなんで
●世界中の子どもたちが 103
●編集後記
============================================================================ ◆子ども・子育て応援プラン(新新エンゼルプランの改称) 2005年度から5年間の次世代育成支援計画をまとめたものが、12月24日、 発表されました。@若者の自立とたくましい子どもの育成 A仕事と家庭の両立支援 と働き方の見直し B生命の大切さ、家庭の役割等についての理解 C子育ての新た な支え合いと連帯を四大項目としてあげています。 保育所受け入れ数を12万人増とか、育児休業取得率を男性10%、女性80%になどと 数値目標が示され、次世代育成支援対策推進法で、国と地方自治体や大企業に、行動 計画づくりを義務づけています。 少子化社会と言われて数年経ていますが、多様な生き方が出来る社会になってきた ことの証でもあります。仕事も育児もだけでなく、趣味も勉強も自分がしたいことが 出来る、選択肢がたくさんある人生、みんな「幸せ」を描いているのです。 実現させましょう!! ============================================================================ ◆酉年にちなんで 「とり」と言って想像する鳥は何ですか。受け取った年賀状の絵柄のほとんどが鶏 でした。他には鳩1通、鶴2通、尾長鳥1通、うそ鳥1通だけでした。私の年賀状の 絵柄も鶏でした。身近で絵にしやすいし、一般的だからと。そこで「とり」が出てく る子守唄を探してみました。
ねんねんよ ねんねこよ ねんねん小山の 雉の子は 起きたらお鷹に とられます だまってねんねん ねんねんよ だまってねんねん ねんねんよ (山口県) 同じ内容の唄は、東京、島根、京都、兵庫、鳥取、広島、長崎に見られました。
・福井県では、ねんねんころりよ おころりよ おころり小山の 雉の子は 泣くとお山から ふくろうが 大きな眼して 食べにくる
少し脅かして、寝かしつけようとする大人のエゴが見え見えです。
・その雉は、山が焼けるぞ たたぬか雉子よ この子見捨てて立たれよか (近畿地方)
・山鳥は、 山が焼けても 山鳥たたぬ 子ほど可愛ゆいものはない (東海地方)
・時告げ鳥の役目では ねんねしなさい おやすみなさい 鳥がうとうたら 起きなさい 鳥がうとうても まだ夜が明けぬ 明けりゃ竜泉寺の 鐘がなる 鐘が鳴る鳴る 竜泉寺の鐘は 茶碗たたくような 鐘が鳴る (広島県)
ねんねしなされ おやすみなされ 鶏がうとたら 起きなされ 鶏がうとたら 起きますけれど 朝の寒いのに 困ります (兵庫県)
なくな鶏 まだ夜は明けぬ あけの烏も 迷てなく (青森県)
・どこかで聞いたような、「赤い鳥ことり」の元歌でしょうか。 ねんねの寝た間に なにせよいの 小豆餅の橡餅トチモチや 赤い山へ持って行けば 赤い鳥がつつく 青い山へ持って行けば 青い鳥がつつく 白い山へ持って行けば 白い鳥がつつく (北海道)
遊ばせ唄もあるのですが、次号にします。
============================================================================= コラム 世界中の子どもたちが 103 年末の休みを少し早く取って、伊豆高原に行ってきました。こんな時期に旅行する 人も少なく駅前は静かでした。旅行案内所で見つけた「絵本の家」への道の両側は桜 並木がゆるい勾配で続いていました。春はさぞかし美しい眺めであろうと想像しなが ら探し当てた家の周りには、水仙の花が咲いていました。私の大好きな花です。
私一人で独占したオープンスペースの読書室で、この本を見つけました。ピンクの 帯に白抜きの文字で「世界にひろがれ、平和の願い。103人の絵本作家の思いがひ とつになって、この1冊が生まれました」平和を作ろう!絵本作家たちのアクション ----世界中の子どもたちが一度に笑ったら 空も笑うだろう ラララ海も笑うだろう 世界中の子どもたちが一度に泣いたら----。35ページ見開きいっぱい、味わいのあ る絵でうめられています。作家たちのメッセージも書かれています。 「災」で表わされた昨年の1年間、「今年こそ、平和な年に」と願う毎年ですが、 平和への願望が高まる1冊です。(出版は講談社) =========================================================================== 編集後記 子守唄研究室にアクセスしてくださる方が増えて、大変うれしく思っています。記 憶の底にあるうろ覚えの子守唄を「探してください」との書き込みには、出来る範囲 でお応えしているのですが、なかなか思うようになりません。「この唄なら知ってい る」と。そんな方々の応援をお願いします。 今年もどうぞよろしく。 ============================================================================ このメールの配信を今後希望されない方は、お手数ですが、次のURLから配信 中止の手続きをお願いします。 http://komoriuta.cside.com/nenneko/koudoku.html ---------------------------------------------------------------------------- ●子守唄研究室
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