子守唄研究室
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ねんねこ通信

タイトル:ねんねこ通信 137号
日付:2025/12/27(土)

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 ねんねこ通信 137号 2025.12  https://komoriuta.sakuraweb.com/
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◎目次

●熊被害

●天人女房−−ていんかあもろ

●コラム―デフリンピックに思う

●編集後記
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◆熊被害
 以前の号で「熊の命も大事だ」と書いたことがあります。今年は気候変動の原因な
のか、山に熊の餌となる木の実などが少なく、里山から町に出てきて餌を探す様子が
メディアに多く報道されました。畑を荒らしたり人を襲ったり、怪我や死に至るまで
の事件を起こしています。熊を駆除すればいいという簡単な問題ではありません。
 人間と動物が共存共栄できる社会にする解決方法を考える必要があります。ちなみ
に、今年の漢字は「熊」でした。みんなで考えなければならない問題です。
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◆天人女房−−ていんかあもろ
 天下天降りが すす降りてぃ 知念川なんてぃ浴むぃゆたっとぅ たから主ぬ前に
 ねぃんごられてぃ 飛び衣 舞い衣やかくされてぃ さても乙女ぐゎ此処浴むぃる
 吾んや時々 此処浴むぃる 吾んや時々 此処浴むぃる さても乙女ぐゎあがれら
 でぃ 衣ぐゎぬ 無だんしゅてぃ あがいならんど あがいならんど 吾衣ぐゎ貸
 らしゅさ あがてぃいもれぃ すりから よいよい あがたりば 煙草ぬみぬみ 
 話ちゃれぃば 年ぬいぬいぶぇんや なるげしく 神とぅ人間とぅぬ なりぬなゆ
 むぃ なりぬなゆむぃ もひとつ ぬみぬみ 話ちゃれぃば 年ぬ いぬいんぶぇ
 んや なるげしし 年ぬ 二とぅしぶぇんも なるげしし 年ぬ 七とぅべんも
 なるげしし なるげしし 一番年上ぬ子が 七ちなる うれぃが弟が 五ちなる
 一番弟が 三ちなる 父や海から 魚釣りが 母や川から 水汲みが 七ちなゆん
 子ぬ 言ちゅたんくとぅや 言ちゅたんくとぅや 泣くな 嘆くな ぼんちゃんよ
 四股倉ぐゎん かくさとぅる 飛び衣 舞い衣や とぅてぃくゆさ 母が 不届者
 や 立ち聞きし 七ちなゆん子や 責ぬぃられぃてぃ 責ぬぃられぃてぃ さても
 むりしぐぇ いゃが言ゅたんくとぅ いゃが言ゅたんくとぅや ぬちあてぃよ 
 吾んや ぬちんま 言ゃ− せらんど せらんど 父が とぅてぃきゅん魚んば 
 いゃんねぃん 食さすさ いゃが言ゅたんくとぅや ぬちあてぃが ぬちあてぃが
 泣くな 嘆くな ぼんちゃんよ 四股倉ぐゎな かくさとぅる 飛び衣 舞い衣や
 とぅてぃくゆさ ふかや ぬちもまた 言やせらんど 母がすりから したるくと
 ぅ 七鍋八鍋ぬ 湯や湧かち うりが初しどぅ身体浄むぃてぃ 身体浄むぃてぃ 
 四股倉ぐゎや ちき開きてぃ 飛び衣 舞い衣や 肩に掛けてぃ 一うひ あうれ
 ぃば 倉ぬ頂 倉ぬ三周い あうたれぃば むとぅぬ あうりに 変るぎやねん 
 七ちなる子や 右脇 五ちなる子や 左脇 一うひ あうれぃば 松ぬ梢 二うひ
 あうれぃば 天ぬ白雲よ 三うひ あうれぃば むとぅぬ 吾が島よ 三ちなゆん
 子ぬ 事や思てぃ 右ぬ目からや 涙落ち 左ぬ目からむ 涙落ち
 (沖縄県徳之島の昔話)
 
 注釈を参考にして要約。『天から乙女が降りてきて水浴びをしている。衣を隠して
煙草を吸いながら、一年くらいは一緒に暮らして欲しい、と言ったら、人間とは結婚
できないと言ったけれど、一緒に暮らすようになって子供が生まれた。上の子が7才
次の子が5才、下の子が3才になったころ、7才の子が「四股倉に飛び衣が隠してあ
るよ」と言っているのを母親が聞いた。急いで身を清めその衣を身にまとい、7才の
子を右脇に5才の子を左脇に抱えて舞い上がった。残した3才の子のことを思うと涙
がとめどなく落ちた』
※参考文献 天人女房その他  臼田甚五郎著  (株)桜楓社
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◆コラム―デフリンピックに思う
11月15日〜26日まで「東京2025デフリンピック」が開催されました。1924年にパリで
始まって、今年は100周年となる記念すべき大会でした。聴覚に障害のあるアスリート
の方の国際スポーツ大会です。聞こえないことへの理解を深めることもあり、入場は
無料でした。想定以上の観戦者があり大成功だったようです。
 私が手話を学ぼうとしたきっかけは、地下鉄のホームの向かい側とこちら側の人が
しきりに手振りで話をしている様子を見て「同じ日本人なのに話あえない私」がいる
ことに気づいたからでした。区で手話の講習会があることを知り参加しました。学ん
でいるうちに東京都で「要約筆記講習会」も行われていましたので、掛け持ちで受け
ました。要約筆記は話し手の内容をまとめて筆記する、ことなのですが、伝え方の方
法はプロジェクターを使って透明のロール紙にサインペンで速記する、又はろう者の
隣に坐ってノートテイクすることです。1980年代、文字で伝わる手段は手書きかファ
クスしかありませんでした。1991年に日本で開催された「第11回世界ろう者会議」で
も手話と要約筆記がコミュニケーション手段で、私がボランティアとして携わったの
は、講師の原稿を前もってロール紙に書き写すことでした。
 今は話し言葉がそのまま文字になり、その言葉が各国語に翻訳されるのですから、
なんと、雲泥の差です。科学の進歩に称賛しかありません。
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◆編集後記
 世界のいたる所から火の手があがっています。戦火・火山噴火・山火事などありま
すが、人が起こしている「火」は止めることが出来るものです。それなのに・・・。
 
 先週、前から行きたかった玉造温泉・三朝温泉に行ってきました。足立美術館・出
雲大社・鳥取砂丘などにも足を延ばし、心身ともに寛いできました。
 今年もあと数日、お体に気を付けてお過ごしください。よいお年を!
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